子どもの成長期、つまり身長を伸ばすためにも食生活は非常に重要になってきます。

成長期に必要な栄養素をしっかり摂ることで身長も順調に伸びていくからです。

反対にしっかりとした栄養素が摂れない場合には、身長なども本来の伸び方よりも停滞するかもしれません。

ただ、しっかりとした栄養素といっても、毎日牛乳だけでもだめだし、身長のためのサプリメントだけでも栄養素は偏ってしまうかもしれません。

最低限必要な栄養素をバランスよく摂るのは子どもの成長のためには必要なことです。

なかでも、4つの栄養素、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、たんぱく質はとくに必要になってきます。

・カルシウム

子どもの成長期にはカルシウムはとくに必要な栄養素です。身長を伸ばすための栄養素として知られています。

カルシウムが子どもの成長に必要だといわれるのは、成長ホルモンとも関係は深いです。それは、成長ホルモンが分泌されるとコラーゲンの繊維が骨の端にある、骨端軟骨の中に生成されます。

コラーゲンの繊維にカルシウムがくっつくことで、骨の成長が促進されていきます。そのため、カルシウムは骨の成長には欠かせません。

ほかにも骨を強くして、転倒した場合の骨折を防ぐなど重要な働きもあります。栄養バランスが悪いことでけがをしやすいといえ、積極的にカルシウムを摂らせるようにすることが大切になってきます。

・たんぱく質

骨を伸ばす栄養素として重要なのはたんぱく質です。カルシウムのほかにたんぱく質がないことには、身長を伸ばすことができません。

もし、たんぱく質が不足してしまうと骨を大きくすることができないために、「身長が伸びない」ということにもなりかねません。

たんぱく質は成長ホルモンの分泌を促す働きがあり、身長を伸ばすためにはたんぱく質が重要になってきます。

たんぱく質とカルシウムの栄養素を比較してみると、たんぱく質は「骨を伸ばす」、カルシウムは「骨を強くする」といった点で違いがみられることです。

たんぱく質が多く含まれている食材には、肉類や魚類、大豆製品などに豊富に含まれています。ただ、好き嫌いが多い子どもさんですと、栄養素が不足する心配もあります。

肉類だけを食べるのではなく、魚類や大豆製品などバランスよく摂取することが大切になってきます。

・マグネシウム

身長を伸ばすためには、カルシウムだけではなくいっしょに摂りたい栄養素がマグネシウムです。もし、体の中でマグネシウムが不足してしまうと、骨を弱くしてしまう恐れがあります。

それはマグネシウムの摂取量が少ないと、骨のカルシウムも体外に排出されるからです。

もし、カルシウムだけを大量に摂っていても、すべてを吸収せずに、余ったものはマグネシウムもいっしょに排泄されるからです。

そのため、身長を伸ばすためにはカルシウムとマグネシウムとのバランスに気をつけることが必要になってきます。

とくに、マグネシウムの摂取量が過剰になってくるとお腹が緩くなり下痢をすることも多いです。ほかにも精神面に影響を与えたり、イライラやうつ、集中力の低下など見られることもあります。

マグネシウムの過剰摂取は、高マグネシウム血症で低血圧や、呼吸障害をまねくこともあります。症状が重たくなると命の危険にもつながりかねません。

・亜鉛

亜鉛はたんぱく質の合成に必要な栄養素です。この栄養素が不足すると骨の成長に支障をきたします。

これは科学的に裏付けされていて、亜鉛の摂取量と身長の高低差を比べてみてもわかります。子どもの身長を伸ばすためにも十分な亜鉛の摂取が必要になってきます。

亜鉛不足は大人にも注意が必要です。髪の成長に影響を与えたり、精力減退や味覚障害をひき起こすことがあります。

また、過剰の摂取した場合、鉄や銅の欠乏症を引き起こす場合があったり、コレストロールや糖の代謝を乱す、白血球を減少させる、貧血、腹痛、下痢、嘔吐、発熱、めまい、肌荒れ、抜け毛などの症状が現れることもあります。

中でも亜鉛を過剰に摂ると「ガン細胞が発生する」といわれているので、過剰摂取にはくれぐれも気をつけることが大切です。