成長ホルモンは、大人にとっては一日の疲れをとるために必要なものです。子どもにとっては、疲労回復だけではなく、体の成長に影響を与える場合があります。

成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されるホルモンで、小児期には骨や筋肉、各器官を発達させます。

また、思春期における成長ホルモンの役割は身体的な成熟を促進し、子どもの成長には欠かせない物質です。

子どもの時期の成長ホルモンの役割りは骨の成長を促進させる働きです。ほかにも筋肉を強くしたり、代謝のコントロールをします。

成長ホルモンを十分に分泌させるためには、良質な眠りが大切になってきます。成長ホルモンが大量に分泌されるのは、眠りについてからの2時間までの一番深い眠りについているときです。

反対に眠りが浅い場合や、生活習慣が乱れている場合などには成長ホルモンは分泌されにくくなってきます。
身長を伸ばすための成長ホルモンの分泌を促す方法にはどのようなものがあるでしょうか?

・十分な睡眠をとること

最近の子どもたちは、習い事やゲームなどにより、睡眠時間が以前よりも少なくなっています。睡眠時間が不足してしまうと、成長ホルモンの分泌が少なくなり、身長の「伸び」にも影響が出てくるといえます。

子どもの成長を妨げないように、寝室などにも落ち着いた環境をつくってあがることが大切です。

睡眠の質の高さは成長ホルモンの分泌にも影響し、身長の伸びにも多きく影響するからです。

寝具類の心地よさに気をつけることや、寝る前の食事は深い眠りを妨げるので、食事は寝る前の2時間前までにすませておくなど、工夫することも大切です。

成長ホルモンの分泌が不足することで、骨が十分に成長せず、低身長を引き起こす場合があります。

突発性の成長ホルモン分泌不全低身長は、生まれたときには、ほぼ標準、1歳ころから平均より低め、2歳以降からは低身長の目安となる数値を下回ります。

また、脳腫瘍などが原因の場合、病気の発症をきっかけとして急に身長が伸びなくなる場合があります。

「もしかして、低身長症?」と疑われる場合には、早めに医療機関を受診することが大切です。

成長ホルモン治療は3歳から行うことができます。できるだけ早い段階からはじまることで、思春期以降には、標準身長まで回復するケースも多いです。

成長ホルモンの分泌不全から身長の伸びに影響が出ているとわかったときには、ホルモンを投与することで低身長の改善に効果が期待できます。