身長サプリメントという、身長を伸ばすためのサプリメントが発売されていますが、その種類は様々あります。
基本的にはどの種類も「成長期の子供にとって有効な」ものです。
しかし成長期と一言にいっても、小学生、中学生、高校生とあり、それぞれの時期で必要となる栄養素や、不足しがちな栄養素がある程度異なります。
一番効果的なものを選ぶことはもちろん、その時期に最適な成分が含まれているものを摂取することが、一番大切になります。
ここで、身長サプリメントについてまとめていきますので、検討中であれば是非参考にしてみてください。

身長サプリメントの「公式見解」

日本小児内分泌学会という学会では、公式見解として「身長サプリメント、成長応援飲料では、子供の身長を伸ばす効果は無い」というものがあります。
具体的には、

・カルシウム・鉄・ビタミンDの栄養機能食品
・アルギニンなどの成長ホルモンの分泌促進成分を含有するもの
・成長ホルモン自体を含有するもの

の3つをうたうものです。
いわゆる一般的なカルシウムグミやセノビックといったものが該当します。
身長を伸ばす、という風な宣伝がされているものでも、上記の3つに該当するようなものは、あまり効果がないということです。

成長期に選ぶ身長サプリメントは、摂取できる栄養素が重要

サプリメントとは、ある特定の成分をピンポイントで摂取できるものとして知られていますが、それは身長においてはあまり役に立ちません。
低身長の治療として、成長ホルモン製剤の投与などがありますが、疾病ではない一般的な身長の伸び悩みであれば、生活習慣の改善と、まんべんなく栄養を取ることで、ある程度改善が見込めます。

そのうえで、一番大切な栄養素となるのが「タンパク質」です。
タンパク質は筋肉や臓器などを作ることはもちろんですが、実は骨の伸びを左右するものでもあります。

ですのでタンパク質が豊富に含まれているものを選ぶのが前提です。
そして、タンパク質以外にも様々な栄養素を「偏ることなく、バランスよく含んでいる」ものが良い身長サプリメントになります。

子供の一番の成長期は、小中高のいつなのか

子供の成長期といえば、思春期である中学生以上、高校卒業程度の時期が成長期とされており、この時期の部活動などの運動が、身長を大きく伸ばすとされていますが、実は最近は早熟化が進んで、成長期が早めに来る傾向があります。
学校保健統計の調査などでも、小学生の時期の成長の伸び幅が大きく、特に女子は小学校のうちに伸び幅のピークが来るとされています。

摂取するタイミングは、小学校高学年からでも大丈夫

以上を考えると、小学校高学年のタイミングで、身長サプリメントを摂取しても大丈夫かと思います。
小学校高学年だと、まだ好き嫌いも多く、栄養バランスも乱れがちです。
成長とともに好き嫌いがある程度変わることもありますが、この時期はわずか数年しかありませんので、このタイミングで飲むというのもおすすめです。

親御さんのほうとしても、普段の食事でバランスよく、必要なたんぱく質を摂取できる食事を作る必要がありますが、状況によっては難しいこともあります。
その時に身長サプリメントを使って、必要な栄養素をまとめてとっていくことも効果的です。

タンパク質の摂取量の減少が、身長の伸びの鈍化に

実は、タンパク質の摂取量も減少傾向にあります。
タンパク質といえばお肉などに豊富に含まれており、成長期のお子さんが好きな食べ物にもたくさん含まれていますが、それには脂質やカロリーも大量に含まれていることも多く、肥満の原因になりがちです。
特に、タンパク質の摂取量の減少は子供はもちろん、日本人全体でも同じことが言えます。

タンパク質摂取量の推移状況としては

1950年:68.0g
1994年:79.7g
2014年:69.1g

となっています。、
これは1歳児以上の日本人のタンパク質の摂取量の推移状況で、これと比例するように平均身長も徐々に伸びていました。
戦後から徐々に増え、80グラムに到達する勢いでしたが、ここ20年で逆に徐々に減少し、1950年の水準へとほぼ逆戻りしました。
同じように平均身長の伸びも停滞し、いわば止まっているのです。

身長の低さは劣等感、コンプレックスの原因に

身長の低さは、劣等感やコンプレックスの原因になりやすいです。
上から見下されることが日常となり、劣等感を感じやすくなることもそうですが、他者から威圧感や、プレッシャーを何気なく感じることもあり、生きにくくなる可能性があります。
たとえほかの人が見下したり、特に威圧したりしていなくても、自然とそう感じてしまうことで、精神的な負担にもなります。

成長期の子供なら特に、ほかの同級生より劣っていることで劣等感を感じたり、スポーツで大きなアドバンテージを取られるということもあります。
そういう事態を防ぐためにも、気になる点があれば、早めに何らかの対策をすることをおすすめします。